この冬3度目の積雪は、約60cmの大雪になりました。しかも今回は途中から吹雪いたので、デッキの上も吹溜ったところはテーブルが埋まるほどで、これに比べると先日の積雪など随分平和なものだったように感じます。
60cm 程度の雪といえば、豪雪地帯のカミさんの実家では日常茶飯事ですが、この辺りでは3年ぶりの大雪です。 3年前の大雪(我が家はまだ埼玉にいたので経験していない)の時、地元のお年寄りも「こんな雪は初めてだ」と話していたそうですが、最近は気候も変ってきているので、これからもこの程度の雪は時々降るのかも知れません。
まあ数年に一度、思い出になる程度に降るのなら良い気もしますが、一冬に何回もこんな雪に降られるとしたらちょっとかないません。
一夜明けてみると、一面雪の海になっていました。積んであった薪用の丸太の山も、かろうじて頭が水面(?)に出ているだけです。
雪面には、風が波紋をつけたりもしていて、なんだか雪かきするのが惜しいようにさえ感じられます。
雪というと何かやたら貴重なもののように感じてしまうのは、やはり雪の少ない東京で育ったからでしょうか。
60cm という雪の深さは、膝の上まで達する深さです。こうなると、いくらゴム長を履いていても、どこでも歩いていくというわけにはいきません。
さて薪小屋までの道をつけないといけないが、きちんと雪かきしていくのも大変だし、ゴム長で一歩一歩踏み固めていくのも気の長い話だし、と思案の結果、カミさんの勧めに従って、スキーで雪を踏んで道をつけることにしました。
しかし、雪国育ちのカミさんが言うのだからと試したのですが、たしかにスキーを履いて歩いている分にはいいのですが、板で多少踏みつけたくらいでは、あまり雪はうまく踏み固められず、いざスキーを外して重い薪を持って歩こうとすると、ずぼずぼと雪を踏み抜いてしまい、どうもこれはあまり賢い方法では無いようでした。