SOHOCO Q&A
目次
土地柄・気候
北へ少し上がると清里などの八ヶ岳高原、南へ少し下って国道20号を渡ると、白州、武川（むかわ）などの南アルプス山麓エリアがあります。
特に別荘地などはもっと標高が高いところにもありますが、標高1000mを超えると冬生活するのはきついという話も聞きます。
高原の避暑地よりは里の方なので、やっぱり暑い日は暑いですし、草刈りなどしてると汗だくになります。標高が高い分日差しも強いです。それでも家の中にいて、風があれば何とか過ごせます。
甲府盆地のイメージで逆に暑いのではと聞かれることもありますが、我が家くらい標高が上がるとやっぱり大分楽は楽です。都会の体に悪そうな暑さと違って、「夏は少々汗かくくらいじゃないと」と言っていられる程度の暑さです。実際、我が家にはエアコンもありませんし、窓を開けて風を通せば扇風機も要りません。
冬になると毎晩外は氷点下、八ヶ岳颪（おろし）が吹き荒れる日はとても外にいられません。
といっても、田舎ではどこへ行くにも車ですし、家の中は薪ストーブのお陰で全館暖房なので、生活の中で寒さを感じることはあまりありません。また、八ヶ岳颪も平均すれば二日か三日に一度くらいしか吹きませんし、晴れて風の無い日は、日中外にいると意外と暖かく、こんな日は花粉症の私にとっては一年中で一番過ごし易く感じるくらいです。
気候的には関東と同じで、冬はどちらかというとカラカラ天気で雪はほとんど降りません。もう少し標高が高かったり長野県寄りだったりすると、山に雪が降る時に積雪するところもあるようですが、我が家あたりでは、せいぜい山から風に乗って来た雪が舞うことがあるくらいです。
ただ、関東で大雪が降るような時は、積雪量も多くなりますし、気温が低いためにしばらく道路脇や畑の雪が消えないこともあります。特に標高の高い別荘地あたりは、路面がツルツルに凍ることも多いので、車の運転は要注意です。
また森の中の家などでは、何十メートルも自力で除雪しなければならず、大雪の時に車を出せるようにするまで何日もかかったという話も聞いたことがあります。
生活
我が家は、すぐ近くに大きなショッピングセンターとホームセンターがあって、夜８時９時まで営業しているので、普段の買物には不自由しません。埼玉に居た頃のように道路が混んだり駐車場待ちしたりすることもないので、むしろ便利なくらいです。24時間営業のコンビにもこの辺にはけっこうたくさんあります。
また、近所に無いものも、甲府（高速で30分くらい）まで出れば大体のものは間に合います。また、この辺では甲府ではなく諏訪へ行くという人もけっこういるようです。
最近ではネット通販という手もありますし、私の場合あまり買物好きではないということもあるかもしれませんが、それほど不便を感じることはありません。
我が家は、すぐ近くに公営の総合病院があるので、普通の怪我や病気の場合、特に困ることはありません。時間外でも対応してくれるので急に具合が悪くなってもいちおう安心です。ただ、スタッフ的に専門外を兼任していたりもするようで、不安を感じるという声もあるようです。
また、例えば産婦人科医は北巨摩郡内に１軒も無かったり、あるいは専門医や評判の良い医者を求めて、甲府や諏訪などへ通うという場合もあったりします。
でも病院は少なくても健康的に暮らせる田舎の方が良いという考え方もあるかもしれません。ちなみに、山梨県は健康寿命（要介護状態などを除いた平均寿命）が全国トップクラスなんだそうです。
在宅勤務（SOHO）
決まった出社日はありませんが、打合せ等を兼ねて平均すると月２〜３回位出社しています。
所要時間は片道３時間から３時間半ほど、電車は特急の指定席回数券利用、高速バスは全席予約制ということで、ほとんど座れるのでノートPCで作業したり睡眠時間に当てたりしています。
交通費はバスで片道２千円あまり、特急で３〜４千円ほどです。
「自己管理が出来ないから自分には在宅勤務は無理だ」という人もよくいますが、納期までにモノ（プログラム）を作らなければいけない、という仕事をしていて、たいてい仕事に追われている状態なので、サボりたいと思うこと（余裕）はほとんどありません。
また、もともと趣味を仕事にしたような面もありますし、プログラム開発という仕事は、いつもやりかけのジグソーパズルが目の前にあるようなもので、むしろ暇さえあれば続きをやりたくなってしまいます。会社のように雑談相手になる同僚もいないので、かえって在宅の方が集中して仕事が出来るくらいです。
|