ただ、ハイキングなどは、小さい頃に時々連れていってもらい、今でも山歩きやキャンプを趣味としているように、自然への親しみはずっと感じていたように思います。
ただ、高校や大学時代に、何度かよそのお宅の別荘にお邪魔する機会があったことは、具体的なきっかけとして、原点になっているのかもしれないと思います。
特に、大学のゼミの教授の別荘には、在学中何度もお邪魔し、この頃には「こういう所で暮らしたい」と思い始めていたことを記憶しています。
つまり、最初は「田舎暮らし」というより「別荘暮らし」に憧れていたといった方がいいかもしれません。
もっとも、「別荘」というと金持ち趣味的な響きがありますが、そうではなく、森や林の中で、暖炉などのある家で過ごす生活に憧れていたということです。
大泉の別荘
大学時代にお邪魔したもう一軒の別荘は、やはりお世話になっていた先生が八ヶ岳南麓の大泉に建てた別荘でした。私がSOHOCOを実現することになった所からも程近い場所です。
その先生には、ちょうどその頃ゼミの仲間と共に大変親しくさせて頂き、まだ土地を探している頃にも物件見学をご一緒させて頂いたり、完成したお宅にも泊めて頂いたりしたのですが、当時、夢を持っていたとはいえ、まだ自分のこととして具体的に考えるなど思いもよらず、また、地理に疎いため、大泉が日本地図のどの辺に位置するのかもわかっておらず、まさかその地域に自分も移住することになるとは夢にも思っていませんでした。