私の場合、会社にいても単独で開発をする仕事が多く、あまり会社に通う必然性も無いように感じていましたし、田舎暮しはともかくとしても、在宅勤務は是非実現したいと強く思っていましたので、単独で長期に行う仕事を新たに担当した機会に、会社に相談してみたところ、その業務を在宅勤務で行うということになりました。
そもそも私の仕事は、主にパソコン上での開発でしたので、在宅勤務を始める前から、自宅のパソコンで持ち帰った仕事をすることもありました。従って、家で仕事をする環境は、元々ほとんどそろっていました。
また、当時ちょうどインターネットや電子メールが普及し始めていたことも、スムーズにSOHO生活に入れた大きな要因でした。
ちょっとした相談などで、こちらから打合わせに出向くよう申し出ても、会社からも客先からも、逆に「時間が無駄だからメールでいい」と言われるほどで、実際SOHOを始めてから仕事で外出するのは、平均するとせいぜい月1〜2回程度しかありませんでした。
在宅勤務の場合、自己管理が大変なのでは、と良く聞かれますが、個人の作業分担と責任が遥かに明確になっているため、私の場合、自己管理というよりプレッシャーで仕事をせずにはいられない、といったところです。
また、多少ペースが落ちることがあっても、会社に通勤するよりも遥かに残業や休日出勤がし易いということもありますし、仕事の進捗が極端に遅れて困ったという事は、幸い今のところ一度もありません。