前に田舎暮らしの支援活動をしている方とお話をした時、建築家の方を紹介することも出来るとお聞きしていたので、二ヶ月ぶりに現地を訪れた際に会ってみることにしました。
その方は、自身八ヶ岳南麓の森の中に住んでいて、住宅の設計から施工まで一貫して行っているほか、仲間の方たちと一緒に壁画やオブジェの制作なども手がけているという方でした。間取りなどはまったく自由に相談して決めることが出来ますし、それまでに建てた家の写真を見せて頂きましたが、木をふんだんに使った家で、輸入住宅とも違い、またログハウスのようにありふれてもいない、オリジナリティに富んだ家でした。
住宅メーカーの家は、自分達のイメージなどとは関係無く、間取りも価格も決まっていて、それに多少足し算引き算出来るだけなのに対して、こういう建築家の方にお願いすれば、自分達の夢を、より高いセンスと技術で具体化してくれる、そんな気がしました。
また、この時物件見学の案内をしてくれた業者の方でも、ご自身がやはり田舎暮らしを志向して数年前に移住して来たという方がいて、田園地帯越しに南アルプスの見える物件を見に行った時など、季節の移り変わりと共に変化する田園風景の美しさを熱っぽく語られて、聞いている私達も、本当に早くこの地に移り住みたいという思いをまた強くしました。