煙突掃除には、ちょうど煙突の内径に合うくらいの専用のワイヤーブラシを使います。要はこのブラシで煙突内をゴシゴシやれば良いわけです。
ブラシにねじ込み式の柄をつけて、これを継ぎ足しながら掃除する方法や、下に重りをつけて、上から紐で吊るしてこする方法、あるいは上下に紐をつけて、二人で上と下から引っ張りっこする方法などがあります。
さて我が家の場合、最初に考えたのは上からブラシを入れる方法です。これなら煙突のトップの覆いを外すだけで、煙突はそのままで掃除でき、汚れもストーブ内に掻き落としたものを、灰と一緒に始末するだけです。そこで、いちど屋根に上がって手順をシミュレートしてみました。
しかし、我が家の煙突は、屋根に立っても手を伸ばしてようやくトップに手がかかるくらいの高さがあります。これでは、ブラシの柄を持ってこすったり、柄を継ぎ足したりするのは困難です。重りと紐でやれば何とかなりそうですが、屋根の上で背伸びをするような状態で作業をするのはちょっとおっかないですし、友人から借りた道具は重りと紐もついていないので、諦めて下からやることにしました。
我が家の場合、天井付近とストーブ本体の2ヶ所のネジを外すと、室内部分の煙突は簡単に外れます。外した部分は庭に持ち出し、片方からブラシを入れて煤を落とします。また、屋根の部分は、下からブラシを入れます。ただしもちろん、そのままこすったら室内に煤が落ちて大変なことになります。
そこで、まずビニール袋の底に小さな穴を開けてブラシの柄を通し、ブラシの部分がビニールに収まった状態で、底の穴を柄ごと輪ゴムで縛ります。次にガムテープを使ってこのブラシ入りの袋で煙突の下の部分をすっぽり覆います。あとは、そのままブラシを煙突に下から突っ込み、底の穴から煤が漏れないように注意しながら徐々に柄を継ぎ足して煙突の中をこすっていきます。
とりかかってみると、ものの一時間ほどですべての作業を終えることが出来ました。
ところで我が家はこうして煙突掃除してすっきりできて良いのですが、その煙突からシーズン中毎日煙を出していて、ご近所には迷惑ではないのでしょうか。