ところが、ふとこの日視線がその窓を通った時、何か見慣れない物が映ったような気がしてよく見ると、なんと煙突の形が変わっているではありませんか。どうやら、正月をカミさんの実家で過ごしている間に、煙突のトップ(てっぺんの覆い)が、強烈な八ヶ岳颪(おろし)で吹き飛ばされてしまっていたようです。
吹き飛ばされたトップはと探してみると、デッキの上に転がっていました。元々トップは、煙突掃除の際に取り外せるようにただはめ込んであるだけなので、またはめれば良いのですが、落っこちた時の衝撃で少々ひしゃげてしまっていますし、元通りはめてもまた飛ばされてしまってはかないません。
とりあえず、八ヶ岳颪の吹きすさぶ中を屋根に上ったら命の保証が無いので、風が止むのを待ってどうにかすることにしました。
午後になってようやく風がおさまってきたので、とりあえず煙突のトップを元通りはめました。
屋根になどあまり上ったことがありませんし、ウチの屋根はわりと傾斜も急なので、最初はおっかなびっくりでしたが、慣れてくると、普段は電線越しに見ている富士山が裾野まできれいに見えたりして、クセになりそうです。
こちらへ来て二度目の冬になりますが、雪かきをするほど積もったのは初めてです。