薪ストーブのメンテナンスと言えば、もっとも日常的なものとしては、ガラス拭きがあげられます。別にガラスを拭かなくてもどうということはないのですが、数日も焚くと、ガラスがだんだん煤けてきて、せっかくの薪の燃える様子が見にくくなってきます。
時々レストランなどでせっかく薪ストーブを置いているのに、中がまったく見えないくらいガラスが煤けているのを見かけたりしますが、これはちょっともったいない気がします。
と言っても、私も毎日ガラスを磨くほどはマメではないので、お客さんが来る時や、たまに気が向いた時などに拭く程度です。専用のガラスクリーナーがあって、これを少しペーパータオルなどにつけてさっと拭けば、簡単にきれいになります。
そのほかにメンテナンスと言うと、年に一回程度二次燃焼室用の触媒の点検をします。触媒は、消耗品で数年に一度交換する必要があるということです。
我が家のストーブの場合、ストーブ上部の鉄板を外すと二次燃焼室が現れ、その中に円形の触媒が入っています。この触媒の格子状の部分が崩れてきたりすると、数万円する触媒を交換しなければなりません。
また、ドアや窓などの開閉部に使用されている、ガスケットと呼ばれるグラスファイバー製のパッドも、長期間使用していると劣化してしまうので、もしやる気があれば自分で補修をすることになります。
しかし薪ストーブで最も重要なメンテナンスと言えば、やはり煙突掃除です。
業者さんに頼んでしまっても良いのですが、我が家の場合は、薪ストーブ4年目にして、自分で初めて煙突掃除をしました。
ふつう煙突掃除は毎年一回やるものですが、我が家は道具が無いこともあって、煙突を覗いてそれほど煤がついていないのを確認しては、毎年先延ばしにして来ました。しかし、薪ストーブ仲間の友人に道具を貸してもらってやってみたところ、意外と案ずるより産むが易しでした。