いつものように朝寝坊していると、山がきれいだからとカミさんに叩き起こされました。
起きてみると、山すそまで積雪した南アルプスが朝日に輝いていました。
この季節、庭に良く来る小鳥の代表格がモズです。枝先や薪小屋の屋根などに停まっては、尻尾をクルッ、クルッ、と回します。
前夜からの雪が朝までに40cm近く積もりました。
ちょうど用事があって埼玉まで車で出掛けていて、夜中に雪の降りしきる中帰ってきたのですが、よせばいいのに関越道佐久ICから一般道で帰ってくる北回りのルートを取ってしまったため、野辺山を越えるあたりはずっと雪をかき分けて走っているような状態で大変でした。
「北の国から」で雪子と純が吹雪のなか車で遭難しそうになる場面がありましたが、国道とはいえ夜中で車もほとんど通らず、へたな所でつっぺったらと、思わずそんなシーンも思い起こさせるような状況でした。
雪というのは様々な自然の造形を見せてくれます。今回の雪は、朝方雨に変わったりしたせいか、積もった直後も真っ平らではなく小さな起伏がたくさんあるような積もり方をしていたのですが、だんだん融けて来るに従ってうろこ状になってきました。
恐らく起伏の南側から太陽に融かされて、夜中に凍った表面が北側だけ板状に残ってこのようになったのではないかと思いますが、周囲の畑も一面雪のうろこに覆われていてちょっと不思議な感じです。