室堂山荘 (室堂平 0764(65)5763)
室堂山荘は日本最古の山小屋という由緒正しいものですが、近年ではアルペンルートの開発とともに、登山者ではない一般の旅行者でも快適に利用できるよう営まれています。
山小屋といっても、室堂平のターミナルから遊歩道を歩いてすぐのところですし、設備も食事もサービスも、山小屋というよりは気の利いた民宿かペンションといった方がいいくらいかもしれません。
室堂へ着いてすぐ食べた(昼はレストランも営業)牛丼も美味しかったし、個人的には、翌日弥陀ヶ原で食べたお弁当のタラコの焼き具合が何とも言えず最高でした。
登山者の方ももちろん宿泊されていますので、夕食後宴会をしたいという向きは遠慮された方がいいかもしれませんが、せっかく室堂に宿泊しようというのであれば、快適な山小屋で少し早めに休むというのもいいと思います。
なお、相部屋もありますが、早めに予約すれば個室も利用することができます。
古屋旅館 (清津峡温泉 0257(63)2381)
旅の最後に泊ったのが、清津峡温泉の古屋旅館です。いろいろとアクシデントがあり、夜遅く到着したりしてご迷惑をかけてしまったのですが、快く迎えて頂きました。今回のように迷惑をかけてしまうと、それでも良くしてもらい感謝感激するか、嫌な顔をされて気分を悪くするかのどちらかになりがちですが、ここは完全に前者のパターンでした。
一時は、なにも寄り道などしないで富山から一気に帰れば良かったかなと思いかけたところでしたが、気さくな感じのおかみさんに暖かくもてなしてもらい、やっぱり来て良かったと、すっかり気を取り直しました。
清津峡温泉で最も老舗の(なんと江戸時代から続くという)旅館で、宿は峡谷に面して建っており、家庭的なサービスと山菜料理が売り物とのことです。
残念なことに夕食はキャンセルしてしまったのですが、朝食に出たマイタケのお味噌汁は格別で、なおさら夕食を食べられなかったことが悔やまれました。
日帰りの温泉利用も可能とのことですので、気が向いた時に清津峡観光を兼ねて訪ねることも出来ると思います。
作成 甲斐駒電脳工房